Bali and beyond

感度ビンビンのニュピの夜に読みたくなった本

(こちらは2018年3月18日の記事です)

こんにちは! Chiekoです。

バリヒンドゥー暦で新年にあたるニュピが今年も終わりました。(この摩訶不思議なバリの新年ニュピに関しては、相方ゆーやんのレポート前回のブログを読んでね♡)。

バリ在住外国人の我が家のニュピは今年で5、6回目(はい、記憶曖昧)を迎え、ニュピ初体験の頃のような「電気の明かりが漏れたら地元警察に捕まるんでないか」とか「子供の騒ぐ声は止められん、どうしよー」とか いうニュピを知らないからこそ出てくる不安も一切無く、リラックスしてこの摩訶不思議な時間を楽しめるまでに成長した我が家です。

時間つぶしとも言えるwこの時間を楽しむ企画として今年行われたのは、外出禁止の中、壁を乗り越えて行けるwお隣開催のケーキ教室。お次は我が家にて、ブラインドを全部閉めてクーラーがんがんの真っ暗な部屋で映画「フォレスト ガンプ」上映会(6歳から11歳までの4人の子供大感動。日本人大人1名居眠り。アメリカ人大人1名号泣)。続いてお隣のドイツ人パパが腕を振るうなんとかっていうチーズがメインのディナー。

ニュピの夜のこっそりパーティ

そしてやっぱりのメインイベントは、全部の明かりを消して、庭に寝転がって見上げる満点の星空

空港すら閉鎖され、車の排気ガスや騒音などが一日中無く、  バリ島内での明かりが全て消される日の、曇りのない満点の星空。

ミルキーウェイがどーんと横たわった満点の星空に、その場にいた全員でしばし見とれた後。そうだ!子供たちにマメ知識をひけらかして母ちゃんがどれだけ頭脳明晰かみせしめのチャンス! とひらめき、「みんな知ってる〜? 今みてる星の明かりは、実は何千年何億年も前の明かりなんだよ〜(どうだ!)」 と問いかけたら、「I know(知ってる)」と次女6歳コアラ(動物占いより)も含めた全員に言われ、その後はただ黙って星空を見上げ続けた母2018年ニュピの夜。

こんなワイワイなニュピではありますが、やっぱり感覚的になにかが違うんですよね。

まず、まあいつもわりと暇な人間の私ではありますが、いつも以上にゆっくりできた感が身体から湧いてくる。これは、騒音も大気汚染もない島全体が休むバイブスから受け取っている身体の感覚ではないかという分析結果。

あと昨夜は、純粋に近い満点の夜空を眺めたおかげで、星空に想いを馳せたいロマンチックな気分におちいり、10年以上昔、アメリカのバークレーに住んでいた時にバークレーの魔女に借りて以来マイベストブックとなった「生き方は星空が 教えてくれる」木内鶴彦著 を再読したくなって、キンドルのライブラリーから引っ張り出して一気に読みましたね。昼間居眠りしてたから、はかどったはかどったw

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この「生き方は星空が教えてくれる」は、ロマンチックなタイトルから想像すると精神論かスピリチュアル論本に思えますが、そうじゃない、それだけじゃあ全く終わらない、知る人ぞ知る衝撃の本なのです。

著者の木内氏は幼少の頃に見た彗星に衝撃を受け、その後独自の研究を積み今は世界的にも有名なコメットハンター(彗星捜索家)になっている人物なのだが、一方で、22歳の時に重病を負い、30分間死んで生き返るという臨死体験をしています。

その著者の執念のライフワークともいえる星空観察から学んだ物理学的見地、偶然の臨死体験の間に見た宇宙の誕生や現在過去未来の宇宙論、そして著作独自のあたたかな人柄が、からみに絡んででき上がったストーリーが行き着くボトムラインは、地球環境保護なのです。

著作の書いていることが真実かどうか、正しいかどうかは、内容が壮大すぎて神のみぞ知るというレベルの話になってしまうと思われますが、サーフィンやヨガやその他もろもろの人生経験を通して感じてきた私自身の信じる”人間は自然の循環や宇宙のバランスの中の一部である“という考えに、すご〜くすんなりと入ってくる宇宙論の本なのです。

ということで、みなさんも、もし宇宙や星空におもいを馳せたい気分になった時は、ぜひこの本がオススメです。あ、おせっかいマメ知識ですが、たまにかなりこみいった物理学的なストーリーがあってくじけそうになるかもしれませんが、そういうところは「後で読も」とお茶目な感じでスルーして、最後まで読んでみてくださいね♡